青森ねぶた祭では凱旋太鼓としてお馴染みの日立の大太鼓ですが、今年の出陣を取り止めることが決定したそうです。あの迫力ある音で跳ねるのはサイコーの気分なんだけど、残念。
来年以降については景気次第というところでしょうか。大型ねぶたもとりあえず今年は例年通り22台出揃うそうですが、不況が長引けばそれも難しくなるかもしれませんね。
青森ねぶた祭では凱旋太鼓としてお馴染みの日立の大太鼓ですが、今年の出陣を取り止めることが決定したそうです。あの迫力ある音で跳ねるのはサイコーの気分なんだけど、残念。
来年以降については景気次第というところでしょうか。大型ねぶたもとりあえず今年は例年通り22台出揃うそうですが、不況が長引けばそれも難しくなるかもしれませんね。
ねぶた工房龍星は、青森ねぶた祭で大型ねぶた3台を手掛けるねぶた師「内山龍星」さんの工房です。その公式サイトに「青森ねぶた観光ガイド」という特設ページが公開されています。
観光ガイドとなっていますが、一番の見どころはねぶたの製作工程を紹介した「青森ねぶた制作方法」です。ここまで詳しく解説しているサイトは他に無いと思います。観光ガイドの方も、見物に適した日程と場所が紹介されているので必見です。参加する人にはあまり関係ないですが;-)
個人的に龍星さんのねぶたは鮮やかな色遣いが好きです。あと公式サイトでも紹介されている3面のサインボード、これは運行中にも見える場所にあるのですが、どんな素材で作っているのかすごく気になります。
青森ねぶた祭は国の重要無形民俗文化財に指定されているわけですが、この度保存伝承の基準が初めて明文化されたそうです。
青森ねぶたの保存伝承へ初基準 山車や衣装まで詳細に by 陸奥新報
基準内容は大きく7項目を設け、山車本体は「立体型の組みねぶたとする」とし、衣装を先導役、曳(ひ)き手、囃子(はやし)方、跳人(はねと)など役割別に定めたほか、運行時の並び方も明確に示した。
気になるのは「運行時の並び方も明確に示した」の部分。まだ詳細が公開されていないので何とも言えないのですが、まず間違いなく跳人→ねぶた→囃子の順番でしょう。でもこの順番だと跳人には囃子が聞こえないのです。囃子が聞こえないとそれに合わせて跳ねることができないので、好き勝手に跳ねる連呼集団になってしまって非常に美しくない。まあそのことについてはいつか熱く語りたいけど。
それで、団体によっては跳人にも囃子が聞こえるようにと、囃子隊をねぶたの前に持ってきたり、跳人の中にミニ囃子隊を紛れ込ませたりする工夫をしてるんですね。懸念しているのは、今回基準が明文化された影響で、そういうことがやり難くなってしまうんじゃないかということです。もっとも、そういう団体はもともと審査を度外視しているケースが多いので影響は無いかもしれませんが。残すべき伝統の基準を定めたことには賛成なのですが、これがどこまで影響力というか強制力を持つのかは気になることろです。
我生会の今年の下絵が公開されました。今年は穐本和生さんは1体のみで、外崎白鴻さんはというねぶた師の方がデビューするようです。大白さんは去年はヤマトの不祥事のごたごたで出展できなかったので、2年ぶりの復帰ということになります。京野和鴻さんは3年目ですが下絵もどんどん良くなっていきますね。
http://nebutaclub.com/shitae.htm
ところで、外崎さんの題材の「鬼王丸」は月山(出羽三山)の伝説の刀鍛治ですね。一方で、十腰内の伝説についてはWikiに載っていました。同じ刀鍛冶の話とはいえなぜ十腰内の伝説が月山の鬼王丸に結び付くのかと思ったら、どうやら月山の刀鍛冶の祖にあたる鬼神「鬼神太夫」が十腰内に住んでいたという伝承があって、十腰内の伝説はそこから生まれたのではないかとのことです。ちなみに十腰内には御月山という山もあるそうです。
ねぶた愛好会のねぶた師、諏訪慎さんのブログで、今年のねぶたの下絵が公開されています。
http://pics.livedoor.com/u/suwamakoto/4852447
題材は『義人権太夫』だそうです。岩木川が豪雨で氾濫し取水口の石俵が押し流されどうしようもなくなったとき、村の堰神の神官「川崎権太夫」が身を挺して堰を守り、自らの身の上に杭を打たせたというなんともすざまじい伝説です。この下絵、龍のおどろおどろしさがとてもいい味を出していると思います。
ちなみに我生会の下絵も近々公開されそうな感じとのことです。
津軽の三大ねぶた祭りのひとつ(と、いつの間にか言われるようになった)五所川原の立佞武多。今年の立佞武多は「夢幻破邪」、テーマは「怒り」となっています。
その「夢幻破邪」の組立て作業が3月2日から4日にかけて行われる予定で、「立佞武多の舘」にて見学できます。立佞武多の高さは実に22メートル。圧巻ですよ。とは言っても場所が青森ですけどねー。
http://www.tachineputa.jp/sub/newly.php