昨晩から2回目のタッチダウンが行われていたはやぶさですが、今朝8時45分頃、タッチダウンとサンプル採取シーケンス作動の成功を確認したとのことです。着陸から離陸に至るまでのシーケンスは全て無事に作動し、「探査機時間で午前7時7分、サンプラーホーンに何かが触れた」ことが確認されたそうです。詳しい経緯が松浦氏のブログに掲載されています。
http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2005/11/post_0365.html
ここまでは嬉しいニュース。その後、コマンドを受け付けないスラスターがあり姿勢が安定しないことが判明し、セーフモードへ移行させるためのコマンドを打ったとのことです。どのスラスターが不調なのかは不明で、臼田局の可視時間内にテストが間に合わないため、セーフモードにして強制的に全スラスターを停止させるということのようです。
とにかくサンプル採取はほぼ成功です。しかも着陸には2度連続して成功しており、これだけでも素晴らしい成果と言えます。しかしここまで来たらなんとしても無事に帰還して欲しいものです。
追記:松浦氏のブログに16時から行われた記者会見の様子が掲載されています。まだスラスターのトラブルは解決していませんが、とにかく今回のプロジェクトの最大の山場を越えたということです。
http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2005/11/_4_a179.html