例年「青森山田学園」と「ヤマト運輸」のねぶたを製作しているねぶた師の北村隆先生ですが、今年はそれに「に組東芝」を加えた3台を製作なさるそうです。
北村隆先生が1台増えることとに組東芝のねぶた師が変わることは、別の方面からそれぞれ聞いていたので予想はしていましたが、やはりこうなりました。ここ3年連続で最優秀製作賞(およびねぶた大賞)を受賞している師のねぶた、楽しみですね。ちなみに昨年のねぶたの中で一番好きだったのが花和尚 魯智深です。この構図は佐藤伝蔵名人を彷彿とさせますね。
なお、上の北村隆先生のウェブサイトでは、毎年製作過程が逐一写真付きで報告されます。昨年はWebカメラの映像を毎日アップするという試みも行われ、リアルタイムに製作の様子を見ることができました。ウェブサイトも要注目です。
一方で、村元芳遠先生の大型ねぶたはに組東芝の一台のみだったので、今年の青森では見られないということですね。独特の筆使いで表現される"恐さ"が好きだっただけに非常に残念です。もともと村元先生は黒石市の出身とのことで、ねぶたも青森風の作りではないため評価が付きにくいとされていました。私個人の感想では賞が大事だとは思わない(というか評価が正当とは思えないのでどうでもいい)のですが、スポンサーとしては結果も残さなくてはならず苦しい決断だったのかなと思います。黒石でははまだ村上先生のねぶたも見られるんじゃないかと思うので、今年は黒石にも遠征する予定です。