Apache Tomcatに情報漏洩の危険がある脆弱性が報告されています。リクエストデータに含まれる情報を他者に読み取られる可能性があるとのことです。対象はApache Tomcat 4.1.32から4.1.34までと、5.5.10から5.5.20まで。その他、すでにサポート対象外の3.x、4.0.x、5.0.xも影響を受ける可能性があるそうです。一方、6.0.xはこの問題の影響を受けないとのことです。
JVN#66905322: Apache Tomcat における情報漏えいの脆弱性
Apache Tomcatに情報漏洩の危険がある脆弱性が報告されています。リクエストデータに含まれる情報を他者に読み取られる可能性があるとのことです。対象はApache Tomcat 4.1.32から4.1.34までと、5.5.10から5.5.20まで。その他、すでにサポート対象外の3.x、4.0.x、5.0.xも影響を受ける可能性があるそうです。一方、6.0.xはこの問題の影響を受けないとのことです。
JVN#66905322: Apache Tomcat における情報漏えいの脆弱性
JCPにおけるJSRのステータスに"inactive"というラベルが追加されたそうです。
http://blogs.sun.com/theaquarium/entry/new_jcp_jsr_status_inactive
ファイナルになっていないJSRのうち、18ヵ月以上に渡ってマイルストーンが公開されていないJSRに付けられるとのこと。ステータス別のリストには現時点で49のJSRが並んでいます。古いものも多いですが、比較的新しいものも含まれていますね。NewI/O 2やSwing Application Frameworkなどのようなかなり重要なものもあります。議論や開発が止まっているわけではないはずですが、JSRとしての結果を促そうということでしょうね。
Registration Is Open For the 2009 JavaOne Conference - June 2-5 in San Francisco
今年は6月2日から5日です。3月22日までにエントリーすると200ドル引き、カンファレンスパスのみで1795ドルだそうです。今年は円高だから少し割安?と言っても、なかなか自費で出せる金額ではないですね…。1795ドルでググってみたところ、RalphLaurenのラムスキンレザーハンティングジャケットの定価がちょうどその金額らしいです。
NetBeans 6.7 M2ではエルゴノミクス機能が有効になっています。これはコアでないプラグインはデフォルトで無効化してあり、プロジェクト作成時などに必要に応じて自動で有効にするというもの。NetBeans Wikiの下記のページに解説されています。日本語の情報としては片貝氏が詳しく解説してくださっています。
FitnessForever - NetBeans Wiki
NetBeans ”エルゴノミクス” IDE - Masaki Katakai’s Weblog
私のWindows環境は少々貧弱でメモリ不足に悩まされているので、インストール後はいつもプラグインの有効/無効を手動で選んでいるのですが、これでいくらか手間が省けます。
先週の予告通り、NetBeans IDE 6.7 M2がリリースされました。
http://www.netbeans.org/servlets/NewsItemView?newsItemID=1349
日本語版(マルチリンガル版)はこちらから。
http://bits.netbeans.org/download/6.7/m2/ml/
Java EE 6の仕様であるJSR 316のパブリックドラフトがECによる承認投票を賛成多数で通過しました。反対はApacheのみ。ただし、ライセンスの問題については他のいくつかの団体もApacheと同様の意見を表明しています。
http://jcp.org/en/jsr/detail?id=316
OpenJDK 6(/usr/ports/java/openjdk6)がportsに加わりました。が、まだビルドできません。
少なくともテスト段階においてamd64環境ではビルドできたことを確認しているので、近々修正されることでしょう。
JDK 7の build b48が2/19にリリースされてました。AWT関係のバグが結構修正されているようですね。
http://download.java.net/jdk7/binaries/
Bug/RFE fixed in JDK 7 build b48
JDK 6プロジェクトによるロードマップが更新されて、JavaSE 6 Update 13のリリース予定が追加されました。2009年第1四半期とのことなので、順当に行って来月中というところでしょうか。
これまで「NetBeans 7.0」として公開されてきたマイルストーンは、「NetBeans 6.7」としてリリースされることになったそうです。
Message from the NetBeans Team: Why NetBeans 6.7?
簡単に言うと、大きな変更を加えるよりも早く出すことを優先した結果という感じでしょうか。通常は大きな変更を含むリリースはメジャーバージョンで、小さな変更の場合は.x以下のマイナーバージョンで表されてるわけですが、"7.0"とするための大きな変更を加えるには時間がかかるので、それよりも6.xのまま早くリリースしよう、と。で、6.6...6って考えると縁起が悪いから6.7にしよう、と;-)
6.7は今年の6月頃にリリースする予定だそうです。Java EE 6のサポートも計画しているとのこと。その前に、来週6.7のMilestone 2が出ます。
OpenJPA 2.0 iteration 3がリリースされました。OpenJPAはApache傘下のプロジェクトで開発が進められているJava Persistence API 2.0の実装です。2008年10月31日時点でのJSR 317のドラフトをベースにしているとのことですが、新しいJPQLやCriteria APIをサポートするなど、Public Draftにもきっちり追従しているようです。
OpenJPA 2.0 iteration 3 is complete - OpenJPA - Apache Software Foundation
ちなみにJPA 2.0の正式な参照実装にはEclipseLinkが採用されることになっています。先日のOpen WebBeansもそうですけど、Apacheは参照実装とは並行して独自の実装を進めていく方向のようですね。ライセンス問題でJSRの承認投票に軒並み反対票入れてるのはどうかと思いますが(個人的には、それと仕様は別問題として扱うべきだと思う)、いずれにせよ基本となる仕様さえ守られるのなら選択肢が増えるのはいいことかな。
Groovy 1.6がリリースされました。コンパイル時間と実行パフォーマンスを大幅に向上させたとのこと。ASTマクロも興味深いですね。あとJSR 223のスクリプトエンジンをビルトインしたとか。Java 7にはクロージャは入らない可能性が高くなってきたので、その分もGroovyには頑張って欲しいと思っていたり。
Groovy史上もっとも注目すべきリリース、Groovy 1.6登場 | エンタープライズ | マイコミジャーナル
IzPackのバージョン4.2.1プレビュー版をベースにしたGlassFish v2.1 b60eおよびGlassFish v3 Preludeのインストーラが公開されました。
New IzPack-based installers for GlassFish « JPz'log
プラットフォームに関わらず同じJARファイルをダウンロードすればいいという点がメリットです。Vistaで試してみましたが、Jarファイルをダブルクリックしても管理者権限では実行されないので、Program Filesなどにはインストールできません。なのでまずコマンドプロンプトを(右クリックメニューで)「管理者として実行」し、その中でjavaコマンドでJARファイルを実行する必要があります。インストール自体はサクッと問題なく完了しました。
OpenSolarisでも試そうと思ったけど、OpenJDKを全力でビルド中だったのでやめました。
追記(2008/02/23):
OpenSolarisでも問題なくインストールできました。いやあ、簡単なもんです。デフォルトのインストール先は/usr/local/以下でした。
あと、アクエリアムで本番環境に向けたOpenSolaris+GlassFishのセットアップについての記事が紹介されています。
アクエリアム - The Aquarium (ja) : Weblog
JSR 299: Web Beansのオープンな実装であるOpenWebBeans 1.0.0-M1がリリースされました。
OpenWebBeans 1.0.0-M1 Released
これは正規の参照実装ではなくて、Apache Incubatorプロジェクトのひとつとして開発が進められているものです。Java EE 5かJava EE 6またはJava SE + EJB Liteの環境で動作するそうです。
一方、参照実装を作っているJBossチームの方は先月末にWebBeans 1.0.0.ALPHA2をリリースしています。こちらは現状ではJBoss AS 5.0上でしか動作しないみたいです。
Seam Framework - Web Beans Overview
明日2/18の10:30より、GlassFish Portfolioに関する特別ウェビナーが開催されるそうです。世界各国語で行われる予定のものの日本語版。他にポルトガル語と中国語の開催が決定しており、来週にはスペイン語が予定されているようです。
http://blogs.sun.com/theaquarium_ja/entry/glassfish_portofolio_webinars_in_portuguese
参加方法はjp.sun.comでセミナーの申し込みをして、送られてきたURLにアクセスするだけ。自宅のPCで見るだけでなく、用賀オフィスのセミナールームで見ることもできるとのことです。
イベント&セミナー - GlassFish Portfolio とは?開発者が語る Web セミナーを緊急開催!
Java SE 6 Update 14のEarly Accessが公開されました。
jdk6: Java SE 6 Updates Early Access
なんとG1-GCがマージされてます。
Bug/RFE fixed in JDK 6u14 build
2009/02/16追記:
記事書きました。
Java SE 6 Update 14のEarly Access公開、G1ガーベージコレクタが利用可能に | エンタープライズ | マイコミジャーナル
記事中で書き忘れたのですが、現状のG1はまだ十分な性能が出ていなくて、全体のスループットはCMSの方が良いとのことです。ただ、昨年のSun Researchの論文などでは、かなり早い段階でマーキングの最大時間などについてはCMSを凌駕することが明らかにされています。今後、より細かなチューニングを行っていくとのことです。
JavaFX 1.1がリリースされ、JavaFX Mobileのサポートが追加されました。
SDKとJavaFX 1.1 Production Suite、NetBeans IDE 6.5 for JavaFX 1.1用モジュールが公開されています。
JavaFX | Rich Internet Applications Development | RIAs Java FX
すでにNetBeans 6.5を使っている人は、プラグインマネージャから1.1に対応したもの(JavaFX Kit 1.6など)をインストールできます。
NetBeans IDE 6.5 for JavaFX 1.0を使っている人は、普通にプラグインをアップデートすればOKらしいです。
キットには FxPhoneエミュレータが付いています。
サンプルの中にDisplay Shelf Mobileというものがあったので、これを動かしてみました。
まずプロジェクトを開いて、[構成を設定]-[カスタマイズ]で、RunのところのApplication Execution Modelを[Run in Mobile Emulator]に変更。
これでプロジェクトを実行すると、FxPhoneエミュレータでアプリケーションが起動します。
JDK 7がアップデートされました。
Java Platform, Standard Edition 7 Binary Snapshot Releases
主な変更点は、G1-GCの性能アップやCMSの改善など。
Bug/RFE fixed in JDK 7 build b47
Java SE 6がリリースされましたね。
http://java.sun.com/javase/ja/6/download.html
同時に、NetBeans 5.5のJDK6バンドル版も公開されています。
ちなみにJava SE 7も先月末にBuild b03が公開されました。
私の環境だとb02はなぜかインストールできなかったので、暇を見てまた試してみないと。