Mozilla製品(現在はFirefoxのみ)のオフィシャルサポート・プロジェクトであるSUMOプロジェクトが、3月31日をもってバージョン1.0としてローンチされました。
Mozilla Support Announces Version 1.0 :: The Mozilla Blog
Mozilla製品のユーザサポートは長年の間MozillaZineなどのコミュニティによって行われていましたが、ユーザが増えるにつれてコミュニティにかかる負担が大きくなり、Firefox 1.1のリリースに合わせてFirefox HelpとしてMozilla.orgに移転しました。SUMOはその後継として発足し、ナレッジベース、フォーラム、ヘルパーとのライブチャットの3つの手段によるユーザサポートを提供しています。各国語へのローカライズプロジェクトも同時に進行していて、ナレッジベースのサポート記事は公式に日本語にも対応しています。
バージョン1.0ではローカライズ機能を拡張し、より多くのボランティアが翻訳に参加できるようになったとのことです。ちなみに、このタイミンで1.0にしたのは十分な多くのユーザを支えるに足る十分な体制が整ったからだそうです。
Mozilla Wikiには、2009年のプロジェクト・ロードマップが掲載されています。
Support/SumoDevRoadmap2009 - MozillaWiki
スケジュールは次のような感じ。FIrefox以外のプロダクトサポートも含めて、SUMO 2.0までの実装を目指す感じです。
- 第2四半期: スクリーンキャスト(SUMO 1.2)
- 第2四半期: 自動ダッシュボード(SUMO 1.3)
- 第2四半期: Webベースのライブチャット(SUMO 1.4)
- 7月: ストリームラインWYSIWYGエディタ(SUMO 1.5)
- 8月: カルマシステム(SUMO 1.4)
- 9月: ライブチャットの他言語サポート(SUMO 1.6)
- 10月: ライブチャットのスケジューリングソリューション(ヘルパーとユーザが同時アクセスしやすくなるようなスケジュール管理機能)(SUMO 1.7)
- 12月: 洗練とバグフィックス(SUMO 2.0)