IPAが「OSS iPedia」にてGPLv3の日本語による逐条解説書を公開しました。同サイトでは昨年よりGPLv3の日本語訳および英日対訳が公開されていました。今回の解説書で分かり難い文面に対する理解が助けられそうです。下記からダウンロードできます。
http://ossipedia.ipa.go.jp/legalinfo/title
IPAが「OSS iPedia」にてGPLv3の日本語による逐条解説書を公開しました。同サイトでは昨年よりGPLv3の日本語訳および英日対訳が公開されていました。今回の解説書で分かり難い文面に対する理解が助けられそうです。下記からダウンロードできます。
http://ossipedia.ipa.go.jp/legalinfo/title
One of my heretical opinions is that we worry way too much about licensing. And in particular; I don't think we really need reciprocal licensing. I don't think we need licenses like the GPL, that punish people for taking code closed-source,
さらにESRは、「GPLの代替手段としてはBSDライセンスがいい」と付け加えたとのことです。
教育用のJava開発環境である「BlueJ」と「Greenfoot」が、オープンソースで公開されたそうです。ライセンスはクラスパス例外付きのGPLv2で、Sunがサポートするとのこと。
教育用Java開発環境「BlueJ」と「Greenfoot」がオープンソースに - SourceForge.JP Magazine
BlueJは以前聞いたことはあったけれど、実際に使ってみたことはないです。英語という時点で生徒にとっては敷居が高いので自分の授業では使えないだろうけど、参考になる部分があるかもしれないので試してみようと思います。
Apache project keeps pace with Java changes - CNET News
Apache HarmonyプロジェクトがIncubatorからトップレベルプロジェクトへ格上げされることが決定したそうです。
記事中にも書いてありますが、SunのJavaのオープンソース化についてはGeir Magnusson Jr.氏がブログにまとめています。ApacheはSunとは別のコミュニティだから、SunのOpenJDKとは並行して独自に実装を進めるとのことです。まあ予想通りですね。GNU Classpathとの絡みが少し気になるところではありますが。
People are asking what this means for Apache Harmony. I don't think that it will change our day-to-day life much in the project. We have the same goals, the same problem to solve, the same work to get done. As I've noted elsewhere, Apache and Sun have different communities, with different licenses, different conditions for contribution and different governance models.
完全に放置で死に体でしたが、久しぶりに更新。
昨夜正式にオープンソース化の発表がありましたね。
http://www.sun.com/software/opensource/java/project_overview.jsp
まだざっとしか読んでないのですが、単体のJVMはGPLv2、クラスライブラリとそれを含むJVMはGPLv2+GNU Classpath Exceptionってことかな。要するにGNUのコミュニティに配慮したってことでしょうか。Java EEについてはCDDLも継続だそうです。
オープンソースのJavaはJava SEがOpenJDKコミュニティ、Java MEがMobile & Embeddedコミュニティ、Java EEがGlassFishコミュニティで公開されていくとのことです。
各コミュニティのサイトへは↓から。
http://www.sun.com/software/opensource/java/getinvolved.jsp
ついでにDukeもオープンソース化されてます。ライセンスはBSD Licenseです。
これでDukeネクタイの商品化の野望が…というのは冗談ですが、書籍や雑誌、Webサイトで自由に使えるようになるのはうれしいですね。
追記:
ちなみにGNU Classpath Exceptionについては↓参照。
http://www.gnu.org/software/classpath/license.html
要するに、オープンにされたクラスライブラリを必要とするアプリケーションを作ったとしても、それをGPLで公開する義務はないよ、ということです。
http://blogs.sun.com/roller/page/jonathan?entry=hp_and_sun_partnering_around
Jonathan Schwartzのブログで、OpenSolarisのライセンスをCDDLとGPLv3のデュアルライセンスにすることを検討していると述べられています。ただしまだそういう考えもあるという程度の段階で、デュアルライセンスにするにしてもどのライセンスを選択するのかをよく検討しなければならないとしています。要するにLinuxとOpenSolarisのコミュニティが相互に協力できる方向で検討していて、そのためにはGPLが有力だろうということです。
ただしLinuxカーネルについてはGPLv3にはしないつもりのようなので、OpenSolarisがGPLv3になってもカーネルのコードのマージはできませんね。まあJonathanのブログが書かれたのが27日なので、Linusが25日に投稿した内容はまだ考慮されていないのかもしれませんが。続報が気になります。
先日発表されたGPLv3がいろいろなところで物議を醸してますが、Linusは今のところLinuxカーネルのライセンスをGPLv3に変更する気はないようです。
CNETの記事: L・トーバルズ、「GPLバージョン3」に難色:ニュース - CNET Japan
要するに新たに追加されるDRM関連の条項が気に入らないということで、背景にはGPLv3にするとプロプライエタリなドライバを提供してもらえなくなるかもしれないという懸念があるようです。もっともLinuxカーネルのライセンスには「(GPLv2.2でもGPLv3.xでもなく)GPLv2にのみ従う」と明記されているので、GPLv3が正式にリリースされても(Linusの気が変わらない限り)特に影響はないということですね。
GPLv3のドラフトが公開されました。変更のメインは「DRMの阻止」「特許権の明示的付与」「特許侵害訴訟への報復条項」などが追加されたことのようです。あとは全体として曖昧な主語が排除されているようです。
Slashdot.jpでJadawin氏が翻訳作業を行ってくれています。
http://slashdot.jp/~Jadawin/journal
FSF、GPLv2の改訂版「GPLv3」策定プロジェクトをスタート | エンタープライズ | マイコミジャーナル
いよいよスタートしたようです。すでに過去にも各所で議論が巻き起こっていますけど、ひとまずはどんな草稿が出てくるかですね。
http://www.openoffice.org/FAQs/license-change.html
slashdot.jp経由。これまでSISSLとLGPLのデュアルライセンスだったOOoのライセンスが、今後はLGPLに一本化されるとのことです。なお、SunはSISSLの使用停止を発表しており、SISSLはOSIの非推奨リストに掲載される予定です。
キター!第2段。発足当初から、IBMなどの大手企業が参加するかどうかで結果はプロジェクトの行く末は大きく変わると言われていたので、このニュースは大きい。
JBossのMarc Fleuryに対するインタビュー。フリーのサーバソフトウェアでどのようにして利益をあげるのかということ。
Mozilla FundationからSeaMonkey Councilへ開発が引き継がれたMozilla Suiteは、名前がSeaMonkeyに決定したそうです。
Javaコミュニティもオープンソースコミュニティも新しい技術に敏感で、さらに両者ともフットワークが軽いから、意外と相性がいいのかも。
java.netで公開されてCDDLの元で利用できるようになるそうです。オープンソースに本気かどうかっていう議論は、何が提供されたかではなくて、CDDLっていうライセンスが気に入らないのが基になってると思うけどね。
http://groups-beta.google.com/group/summer-discuss/browse_thread/thread/8b5b85e38fc8efbc/
個人的に気になるのは、やはりFreeBSD, NetBSD, LG3D(plg), JXTA辺りでしょうか。NetBSDはすでに採用プロジェクトを発表していますが、その他のグループからも追って発表があることでしょう。
FreeBSD:http://www.freebsd.org/projects/summerofcode.html
NetBSD:http://www.netbsd.org/Foundation/press/soc.html
LG3D:http://wiki.java.net/bin/view/Javadesktop/SummerOfCode2005
JXTA:http://wiki.java.net/bin/view/Jxta/HowToParticipate
というわけでOpenSolarisのソースコード公開開始です。今回は主にコア部分の公開で、今後さまざまなツールやドライバなどのソースコードを順次公開していく予定になっています。
Roadmap (Main.roadmap) - XWiki
今回はカーネルやライブラリ、Sun Studio 10のコンパイラなどが公開されているようです。
追記:ITmediaの記事に、コミュニティの反応やSolaris開発者へのインタビューなどが載っている。
ITmedia エンタープライズ:Sun、Solarisのソースコード公開へ
要するにGPL2は優れているがちと古いので見直すべきだが、業界へのインパクトを考慮して大幅な変更は行わない、ということ。