http://lists.freebsd.org/pipermail/freebsd-hackers/2006-February/015499.html
FreeBSD 6.1-BETA2およびFreeBSD 5.5-BETA2がリリースされました。正式版までのtodoも公開されています。現在のところ、6.1-RELEASEのリリース予定が3月上旬、5.5-RELEASEのリリース予定が4月上旬ということになっています。
下記の記事も参照してください。
FreeBSD 6.1-BETA2 および FreeBSD 5.5-BETA2 公開 | エンタープライズ | マイコミジャーナル
Mustangのbuild72分のNew featuresです。
https://mustang.dev.java.net/files/documents/2817/29269/mustang-b72.html
JFileChooserで使用するjavax.swing.filechooser.FileFilter抽象クラスの実装として、拡張子でフィルタするためのFileNameExtensionFilterクラスが提供されるようになった。
OutOfMemoryErrorはGCTimeLimitを超えた場合にヒープ領域が残っていても発生さることができるが、その際にもレポートには「Java heap space」という文字列が含まれていて紛らわしいので、これを改善した。
タイムゾーンデータがtzdata2006aに対応。
SDC主催の座談会に参加してきました。
http://sdc.sun.co.jp/java/event/j1_conf_form.html
参加者は櫻庭さん、安藤幸央さん、浅海さん、丸山先生、それからJavaOne Tokyoの公式ブロガーだったのに子さん、岩上さん、山本さん、後藤さん、Sunの石原さん、荻布さん、ボイスリサーチの西村さんでした。なんとも濃いメンバーです(笑)
テーマは「これからのJavaに期待すること」と「SDCで提供して欲しいコンテンツ」というものでした。時間がないので詳細はまた後ほどまとめたいと思いますが、かなり有意義な内容だったと思います。私はとりあえず「日本語の情報を増やして」と主張してきました:-) 参加された皆さま、お疲れさまでした。
http://java.sun.com/javase/ja/6/download.html
そうこうしている間にMustangのBeta1がリリースされていました。ただし、以前もお伝えした通りこれはbuild59ベースです。開発版の最新バージョンは現在build71となっています。
ちなみにbuild71のNew featuresですが、忙しくてまとめる時間がないのでしばしお待ちを^^;
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2006/02/08/349.html
J2SEで発見された2つの脆弱性が公開されました。Java Web StartとAppletで1件ずつです。詳細はリンク先の記事を参照してください。各バージョンともに、最新版では修正されています。該当するバージョンを使っている場合は早急にアップデートする必要があります。
http://www.fx-it.com/kihon/top.html (2006/02/07の記事)
最後に残ったUNIX専門の月刊誌であるアスキーの「UNIX MAGAZINE」ですが、3月発売号を最後に季刊化することが決定したそうです。同時にWeb媒体による配信を開始するそうですが、これについての詳細はまだ公表されていません。
あと同系統の月刊誌で残っているのはSDやオープンソースマガジン辺りでしょうか。ぜひともがんばって欲しいところです。
build70がリリースされました。以下はNew features。ちなみにbuild69はBugFixのみでした。
https://www.dev.java.net/files/documents/2817/28549/mustang-b70.html
SwingのパッケージプライベートなクラスWindowsUtilsは冗長なのでやめにしてWindowsGraphicsUtilsクラスに統合。
Timer.setInitialDelayメソッドのjavadocの記述が曖昧だったので修正された。変更後は「この値の初期値は、オブジェクト生成時にはイベントの遅延時間と同じにだが、遅延時間が変更されていてもこの値は影響されない。」というような感じかな。要するにsetDelay()とかされた場合は遅延時間と異なる値になるぞ、と。
タイムゾーンデータをtzdata2005rに対応。
http://www.netbeans.info/downloads/download.php?type=5.0
NetBeans 5.0が正式にリリースされました。新機能などはもう今更紹介するまでもないと思うのでリリースノート等を参照してください。日本語版は当然まだですが、日本語化モジュールは以下の場所から入手することができます。
ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/CERT/advisories/FreeBSD-SA-06:08.sack.asc
TCP/IPプロトコルの拡張であるSACKにおいて、ハンドリングで使用できるメモリ容量が不十分である場合に無限ループに陥る脆弱性が報告されました。対象バージョンは5.3と5.4で、システムのアップグレードかパッチの適用を行う必要があります。
Msutang Projectで新しいコンテストがスタートしました。今度は、MustangのRegression、つまり古いバージョンと異なる振る舞いをするケースを発見して報告しようというものです。
https://mustang.dev.java.net/regchal/
実施期間はサンフランシスコ時間で1月31日の午前0時1分から、3月31日の午後11時59分までで、景品としてProject MustangのTシャツ(全員)と最新のUltra 20(ベスト5)がもらえるそうです。また提出されたRegressionについてはエンジニアリングチームによってできる限り修正されますが、品質と安定性を判断基準にして優先度や実際に直すべきなのかを決めるそうで、場合によってはMustangの最初のリリースでは修正されない場合もあると書かれています。その場合、その後のアップデートで修正が行われるかもしれないということです。
その他、詳しいことは以下のページなどを参照してください。
オフィシャルルール: https://mustang.dev.java.net/regchal/regchalrules.html
FAQ: https://mustang.dev.java.net/regchal/regchalfaq.html
対象となるシステム: https://mustang.dev.java.net/regchal/system-configurations.html
また、おそらく近いうちにkyukaさんのブログ(404 Not Found)でフォローがあると思います。
追記：404 Not FoundにDavid Herron(このコンテストの発案者)のブログの翻訳が掲載されました。
http://blogs.sun.com/roller/page/jonathan?entry=hp_and_sun_partnering_around
Jonathan Schwartzのブログで、OpenSolarisのライセンスをCDDLとGPLv3のデュアルライセンスにすることを検討していると述べられています。ただしまだそういう考えもあるという程度の段階で、デュアルライセンスにするにしてもどのライセンスを選択するのかをよく検討しなければならないとしています。要するにLinuxとOpenSolarisのコミュニティが相互に協力できる方向で検討していて、そのためにはGPLが有力だろうということです。
ただしLinuxカーネルについてはGPLv3にはしないつもりのようなので、OpenSolarisがGPLv3になってもカーネルのコードのマージはできませんね。まあJonathanのブログが書かれたのが27日なので、Linusが25日に投稿した内容はまだ考慮されていないのかもしれませんが。続報が気になります。
http://jp.sun.com/company/Press/release/2006/0130.html
Sunの提供しているJava認定資格(SJC)に、J2SE 5.0で追加された新機能に関する知識も含んだ「Sun認定 Java プログラマ (SJC-P)」が追加されるそうです。
また、同時にSolaris認定資格についてもSolaris10に対応した「Sun認定 Solarisシステム管理者 (SCSA)」が開始され、こちらについては既存資格取得者に対するアップデート試験も用意されるそうです。
「Javaの生みの親」に聞く「AJAX、LAMP、Ruby on Rails」:インタビュー - CNET Japan
CNETの記事です。スクリプト言語とJavaの関係に触れている点が興味深いです。
Java対スクリプト言語という論調で語られることは多いのですが、私個人は好きな方あるいは状況に合った方を使えばいいだけのことだと思っています。どちらも優れたツールだし。Javaの勢いが弱まればいいという意見があることについてGoslingは「同意したいときがある」なんて冗談っぽく答えていますが、実際Javaが廃れるということは別のもっと優れた技術が台頭してくるということでもあるので、一ユーザとしては歓迎できることだと思います。もちろん商業的な影響を考えたらそこまで単純な話でないですけど。
先日発表されたGPLv3がいろいろなところで物議を醸してますが、Linusは今のところLinuxカーネルのライセンスをGPLv3に変更する気はないようです。
CNETの記事: L・トーバルズ、「GPLバージョン3」に難色:ニュース - CNET Japan
要するに新たに追加されるDRM関連の条項が気に入らないということで、背景にはGPLv3にするとプロプライエタリなドライバを提供してもらえなくなるかもしれないという懸念があるようです。もっともLinuxカーネルのライセンスには「(GPLv2.2でもGPLv3.xでもなく)GPLv2にのみ従う」と明記されているので、GPLv3が正式にリリースされても(Linusの気が変わらない限り)特に影響はないということですね。
ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/CERT/advisories/FreeBSD-SA-06:07.pf.asc
パケットフィルタのpf(4)において、IPフラグメントの処理にカーネルパニックを引き起こすバグがあり、攻撃者に悪用される可能性があるとのことです。対象は5.3、5.4、6.0。
ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/CERT/advisories/FreeBSD-SA-06:06.kmem.asc
ioctl(2)メカニズムにおいて、カーネルスタックに割り当てられたバッファがユーザランドにコピーされる際、バッファ長の計算ミスによってバッファが完全に初期化されない可能性があるとのこと。これによって対象のメモリ上に機密情報が含まれていた場合にそれがローカルユーザから読み取れてしまう可能性がありあます。対象は5.4-STABLEおよび6.0。
残念ながら次号Vol.47を最後に(隔月刊としては)休刊になってしまうJAVAPRESSですが、その前にこれまでの特集記事をPDFで収録した総集編が出ます。発売は3/7らしいのですが、cbooks24にはすでにページができていました。
http://www.cbook24.com/bm_detail.asp?sku=4774126748
私自身も寄稿させていただいてます。まだ1ヵ月以上ありますが楽しみにしていてください。ちなみに個人的に読んでみたいのは「編集者から見たJavaの歴史」という記事です:-)
あと、JavaではないのですがLinux magazineもPDFのものが出たんですね。今日発売みたいです。
http://www.cbook24.com/bm_detail.asp?sku=4756147100
MustangおよびDolphin開発のステータスが更新され、今後のロードマップが公表されました。
http://weblogs.java.net/blog/ray_gans/archive/2006/01/where_we_are_wi.html
箇条書きになっている部分を以下に抜粋します。
Mustangのリリースが当初の予定(2006年夏頃)から秋にずれ込んだのは、ClassLoaderなどの重要部分に対して修正を加えることにしたからと説明されています。あと、Mustangを最高品質でリリースするために時間が必要だとも。
Mustangに追加される新しい機能については近いうちに実装が完了する予定で、その後は大規模なテストとバグフィックスに重点を注ぐことになるということです。
なお、2月にリリース予定であるMustangのベータ版は、build59をベースにしたものになるそうです。
追記：404 Not Foundにより詳細な日本語訳が公開されています。
http://www.digitalmars.com/d/changelog.html#new0144
DMD 0.144がリリースされました。変更点は、static ifが同じスコープ内の宣言を参照できるようになたことと、テンプレートを再帰的にインスタンス化する際に必要だった先頭の"."が必要なくなったこと。あとはバグフィックスです。
JAVAPRESS Vol.46でMustangの紹介記事を書かせていただいたことにはもう触れたのですが、404 Not Foundで紹介して頂いたので(ありがとうございますm(_ _)m)、もう一度訂正部分について書いておきます。
記事中で「javadoc仕様の変更」ということでjavadocに新しいタグが追加されると書いたのですが(p.30)、これはJSR 260がMustangのリリースまでにまとまらなそうなので見送られる可能性が高いとのことです。一応、JAVAPRESSの公式サイトにも訂正を載せてくれたようです(延期されたって断言しちゃってますけど^^;)。
http://www.gihyo.co.jp/magazines/javapress/support/Vol46
